遠い昔の話ではない。

嫌なことをされたら相手に仕返しをしたい、
そんな気持ちは誰にでもあります。

でも、自分の受けた苦しみや悲しみを
他人にまたぶつけても、何も生まれません。
同じことがいつまでも続くだけです。

平和な世界をつくるためには、
「憎しみ」や「悲しみ」の連鎖を、
自分のところで断ち切る強さと優しさが必要です。

そして、文化や歴史の違いを超えてお互いを認め合い
相手の気持ちや考えを｢知ること｣が大切です。

私たちは、あの日苦しんでいた人たちを
助けることはできませんが、
未来の人たちを助けることはできるのです。

【平成１９年度｢平和への誓い｣】

ワタクシ別に反戦どーのーとかを語ることはいたしません。
っていうか云々どうこう語る以前の問題ですが。

戦争はしちゃいかんのです。当たり前。

ていうかそもそも人を殺しちゃいかんでしょ。

しかしそれでもなくならない。
人間ってなあつくづく愚かしい生き物です。

しかしかくいう自分も上記の平和宣言に
激しく同意してその通りだと思いながらも
最近の日記に書いたように、
自分の大切にしてる場所や人たちに対して
フザケた理由で調子コかれるような事があったら
刺し違えてでもぶっ潰してやる、と思う人間なわけで。

相手を知り考え方の違いを越えて、認める

これがどれだけ大変なことかってのを
戦争っていうテーマではなくこんな日常の
ヒトコマにおいても痛感してしまうワタクシです。

まあコレが簡単にできてりゃあ
とっくの昔に戦争もイジメもなくなってらぁな。
できないからこそずーっと繰り返してんだろうし。

そんな事を思った昨日でしたとさ。

 

昨日は６２回目の広島原爆の日だったわけで。
８時１５分のサイレンが鳴った時に
ワタクシは自分のデスクで黙祷していたわけですが
後からこびんにひっそりと

「さっきおやびん具合悪かったんですか？」

と尋ねられたりしましたｗ
そらまー１分ぐらい目を閉じてうつむいてたら
具合悪いと思うわなーとか思いましたがｗ

ちゃんと説明しといたら「ああ、そうですよねえ」と。
いやいや別にこびんが悪いわけじゃあござんせん。
そんなこたぁちーとも思っておりやせんが。

しかしこれが現実なんだろうなとも思いました。

８月９日の長崎原爆の日も
８月１５日の終戦記念日も

別に誰もやってなくてもあたしゃ黙祷はいたしますよ。

遠い昔の話ではなく、たった６０年ぐらい前に現実にあった出来事。
その現実にあった出来事で失われたたくさんの命。
そして壊滅状態の中から今の日本の状態にまで
大変な苦労と努力で創り上げてくれた人たちのたくさんの命。

そうした今の日本にあたしらは生きてるっていう、事実。

 

それだけは忘れちゃあならないことです、きっと。